レンズMTF測定装置 / 調芯装置

測定/検査から光軸調整までのラインナップ

QM30 (測定対象:モバイル、車載)

QM30は、量産レンズの生産ラインでの使用を目的としたモバイルカメラ用レンズや車載カメラ用レンズのMTF検査装置です。披検レンズの焦点面に設置されたレチクルをLED光源が照射し、逆投映方式にて平行光をカメラにて撮像し、その撮像情報を専用PCアプリケーションにて解析し、MTFを算出します。カメラは、エリアカメラを9台搭載し、中心位置、周辺8か所で、MTF S/T同時測定します。位置決めは、XYZ軸を自動で行います。複数レンズ搭載可能トレーによる自動測定も可能です。

QM100 (測定対象:写真、コンパクトデジカメ、CCTV)

QM100は、写真レンズ、CCTVレンズ、デジタルカメラのレンズユニットのMTFを測定検査を行う装置です。測定はISO12233を用い、専用チャートの撮像情報からMTFをリアルタイムで算出しモニタに表示します。レンズマウントに対して、調整されたセンサー部がステージ上を移動しますので、正確なデフォーカス測定が可能です。中央と周辺8箇所の縦横方向のMTFを測定します。焦点距離の異なるレンズやズームレンズに対しても、チャートのカスタマイズによって、測定が可能です。

QM1 (測定対象:写真レンズ、CCVT、携帯、車載)

QM1は、様々な焦点距離のレンズ、写真レンズ、CCTVレンズ、モバイルなど幅広い用途のレンズに対応し、あらゆる像高のMTF測定ができるMTF測定装置です。披検レンズの焦点面に設置されたレチクルを光源が照射し、逆投映方式にて平行光をカメラにて撮像し、その撮像情報を専用PCアプリケーションにて解析し、MTFを算出します。カメラは、±90度の位置移動が可能で、レンズは円周方向に任意角度に自動回転が可能ですので、あらゆる箇所のMTF S/T方向を測定します。レチクル、センサーの位置制御は、自動で行います。レンズ開発部署での研究開発用途にお使いいただけます。

あおり調整装置(車載、モバイル、コンデジレンズユニット)

カメラモジュールへのセンサー組付工程において、チャート撮像画像よりデフォーカスMTFを測定し、そのデータからあおり調整値を算出し、表示します。組付後のMTF検査も同時に行えます。カメラモジュールレンズ組付冶具に固定されたカメラモジュールに接続されるI/F BOXとI/F BOXと接続されたPC、モニタからなり、I/F BOXとの信号線の接続後、PCよりカメラモジュールレンズモータを駆動して、デフォーカスMTFデータを演算算出します。計測したデフォーカスMTFデータより、レンズ取付あおり調整値を算出してモニタに表示します。

QLC100 (チルトセンサー、レーザーコリメーター)

QLC100は反射面の平行度、傾斜角度等を高精度で測定します。測定対処物は鏡面、半反射面、各種ガラスフィルター表面、樹脂薄膜等を含みます。金属、陶磁器等非光沢表面の場合、平行平面基板等の補助ツールを利用し、測定します。QLC100は多点同時測定の為、反射面間相対平行度の測定に役立ちます。人工知能に基づく超分解機能は重なって、肉眼で分別困難なスポットを解析し、平行度の測定極限に挑みます。

QMC075   (物体距離可変コーリメーター)

QMC075はチャート位置可変なコリメーターです。カメラ、レンズ調整用に、無限遠物体、即ち平行光を提供します。又、チャート位置を移動する事によって、物体距離-650㎜から+600㎜まで調整可能に成ります。 QMC-075複数本使用し、ディフォーカスカーブを測定すれば、ディジタルカメラの焦点位置、方ボケ等のパラメーターも測定出来ます。

QCI800  (測定対象:ADAS車載カメラ)

多機能ADAS車載カメラは画像を表示すると同時に、距離、サイズ等の3次元実空間の情報も提供できます。2次元画素座標から3次元実空間座標を推測するため、カメラの内部パラメーターが必要になります。 QCI800は模様、サイズ既知の平面チャートを利用し、測定対象カメラの焦点距離、光学中心位置、ディストーション等の内部パラメーターを同定します。顧客カメラの焦点距離、視角、物体距離等によって、装置を特注になります。